旅のFNから 歴史悠久の北京(2001年10月)

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zoom RSS 02.中国へ2 大橋をくぐっていく

<<   作成日時 : 2008/09/10 15:02   >>

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★すったもんだも無くあっさりと日本を出たけれど、まだまだここは日本。右を見ても左を見てもまだ日本。これから半日瀬戸内海を西へ西へと。



●とりあえず出港


 燕京号は12時出港なのだが、それを待たずに離岸が始まる。
 船舶業界ではどの時点を「出港」と言うのか分からない。なんとなく港の外に出たときのような気もするが、とりあえずこれを出港と呼んでしまおう。
 燕京号は船首を陸側に向けているので、そのまま進めば陸に乗り上げる。
 まず船体を陸に固定していた舫綱(もやいづな)を、船尾からはずす。
 すると船尾が自然と岸壁から離れていく。しかし、船首はまだ固定されているので、船首を岸壁につけたまま船体が斜めになっていく。
 そして船首の舫綱もはずし、後進しながらままゆっくりと船体を回していく。
 巨大な軍艦とちがい、フェリーには前進後退だけでなく、船首や船尾を左右へ振るために横向きのスクリューがついている。これがサイドスラスター。それを動かして狭い港内でゆっくりと向きを変えていくのだ。
 船は硬い地面に接しておらず、さらに重いので車のように急に止まったり走ったりできない。だから、すべてはゆっくりと変化していく。
 その場で回転するようにまわっていき、船首が港の外を向いたところでゆっくりと前進を始める。
 狭い港の中だ。船の歩みは遅い。しかし確実に進んでいく。気がつくと防波堤の外に出ていた。
 遠くにかすみながら大きな橋が見える。明石海峡大橋だ。予定では1時間後に通過する。

●明石海峡大橋をくぐっていく


 サイドバックにつけていた温度計を見た。20℃。時間は12時過ぎ。これが神戸港の気温だ。少し涼しい。
 12時47分、出港後最初の見所の明石海峡大橋通過。予定は13時なのでほぼ時間通りだ。
 大橋通過後、船内をうろうろしていると日本人と出あった。彼はまだ20代と言う感じで、北京からウルムチまで行くと言う。
 本来は、もっといろいろな国を予定していたそうなのだが、1ヶ月前のアメリカ9.11テロの影響で予定していたところが旅行しにくくなったらしい。それでテロの影響の少なそうな中国に落ち着いたという。
 確かに神戸入管でも中国行きの船に乗ってもそういう系統の緊張感はまったく無い。
 しかし彼が向かうのは中国でもイスラム系のテロが毎年行われているところ。大丈夫なのだろうか。

○遠くに見える明石海峡大橋
 遠くに見える明石海峡大橋

○明石海峡大橋付近の地図




○【JB本四高速:本四道路のご案内:概要:神戸淡路鳴門自動車道】
 http://www.jb-honshi.co.jp/use/use_a.html

●瀬戸大橋をくぐっていく


 15時半、瀬戸大橋が近づいてきたので船の速度が落ちる。
 明石と淡路島を直接結ぶ明石海峡大橋とちがい、岡山県倉敷市と香川県坂出市を島伝いに橋でつないでいる自動車専用道路の一部なので、あたりは島だらけだ。
 橋もいくつか見える。そのなかでも大きな橋へ向かっていく。
 「瀬戸大橋」というのは瀬戸中央自動車道自体の愛称で、これからくぐる橋そのものの名前ではない。というわけで、どの橋の下をくぐっても、瀬戸大橋をくぐったことにはなる。
 ちなみにこれからくぐるのは南備讃瀬戸大橋。しかしめんどくさいの瀬戸大橋でいいだろう。
 そして55分、その瀬戸大橋の下を通過。予定では15時40分なので、予定通りといっていいだろう。

○遠くに見える「瀬戸大橋」
 遠くに見える「瀬戸大橋」

○瀬戸大橋付近の地図



○【JB本四高速:本四道路のご案内:概要:瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)】
 http://www.jb-honshi.co.jp/use/use_d.html

●レストランで食べてみる


 18時、船内放送でレストランオープン。話のネタに、と行ってみた。
 レストランはカフェテリア方式で国内線の長距離フェリーと同じだ。一品がだいたい200円から400円。ごはんとスープがそれぞれ50円ずつ。これは国内のフエリーと比べれば安いと思う。
 いくつもの料理の中から選んだのはご飯、スープと麻婆豆腐300円など。
 米はまちがいなく中国米で正直おいしくない。おかずの味付は中華料理ではなく中国風。きっと食材はすべて中国で仕入れたのだろう。
 そう考えれば、かなり高い。中国で食べればこの数分の1の値段でもっとおいしく、あたたかい。
 フェリーの食事に期待してはいけない。それは国内線も国際線も変わりないということだ。
 食事をしながら暗くなった窓を見ると来島海峡大橋をくぐっていく。小さい窓なので一瞬で終わりだ。窓が大きければもっとゆっくりと楽しめたのに。

○来島海峡大橋付近の地図




○【JB本四高速:本四道路のご案内:概要:西瀬戸自動車道
                        (瀬戸内しまなみ海道)】
 http://www.jb-honshi.co.jp/use/use_e.html

●関門橋をくぐり日本を抜ける


 夜になるとカラオケが始まり、船内に歌声が響く。中国人は歌好きといわれているが、そのとおり、船内に響くのは中国語だ。
 日付が変わるころ、一番上の甲板に出て関門海峡通過を楽しむ。
 海峡の入り口には信号のようなものがある。船が一度に集中しないように交通整理をしているのだろうか。
 翌日0時15分、関門橋通過。予定は0時。予定通り天津につくだろう。
 橋が小さいだけでなく、玄界灘に出るまでは狭い海が右へ左へと曲がりくねっている。そのため、船はゆっくりと進んでいく。
 形式上はすでに日本を出ているが、半日近くまわりに見えるのは日本の景色だった。しかし関門海峡を抜け、玄界灘に出るともう日本の陸地は見えない。
 明日朝起きると、もう日本ではないだろう。

○夜の関門橋
 夜の関門橋

○曲がりくねった関門海峡付近の地図




●つづく●
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